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GOOD DESIGN AWARD 2014年度受賞

2016 年度グッドデザイン賞・2 部門W受賞

カナエルiリフォームのお客様サービス「ハウジングヒストリーファイル」と
「カナエル神奈川西支店」の建築デザインが、
2016年度グッドデザイン賞を受賞いたしました。

ハウジングヒストリーファイル
〈住宅・住空間部門〉

カナエルiリフォームでは、住まいの情報ファイル「ハウジングヒストリーファイル」を作成する、独自のサービスをしております。キッチンや浴室、リビング、また、屋根・外壁リフォームなどをご依頼いただいたお客様にお渡ししています。

「ハウジングヒストリー・ファイル」は、住まいの「現在・過去・未来」を記録した、今までにない住まいの情報記録集です。現在の住まいのコンディションを調査し、お知らせするとともに、リフォーム履歴を作成、また、安心した施工をお約束するために施工中の写真を工事進捗とともに添付しています。さらに、将来見込まれるリフォームをオリジナルの形式でまとめたメンテナンススケジュールを作成し、住まいの情報がこの一冊ですべてわかるようになっています。

住まい手の将来のライフスタイルやライフステージの変化と重ね合わせて見ることができるほか、過去のリフォームの内容の確認や親から子へ引き継ぐ時にも、また住まいの売却の時に買い手が住まいの質的情報をすぐに把握し迅速な意思決定ができるなど、社会的にも大変意義ある取り組みであると高い評価をいただいております。

カナエル神奈川西支店
〈公共用の建築・施設部門〉

カナエルは、地域に寄り添った信頼いただけるサービスをご提供するため、親しみやすく地域性を取り入れたショールームをつくりました。「4つのつなぎ」をコンセプトとし、「分断された風景をつなぐ」「内外をつなぐ」「地域のコミュニティをつなぐ」「自然環境につなぐ」という、それぞれの課題に応えた建築です。

以下、建築家・木下昌大氏のコメントより
「敷地は、郊外のロードサイドにあり、背後の住宅街の風景は、商業施設によって分断されている。分断された風景をつなぐことで、ロードサイドに埋没しない企業理念を体現した建築となる。さらに、「内外をつなぐ」ことで誰もが入りやすく、地域コミュニティによって公共的に使われる新しいショールームの在り方が提案できるのではないかと考えた。また、こうした場を「自然環境につなぐ」ことで、環境負荷の低減を試みた。」

外観やショールーム内に、地元秦野産の間伐材を随所に利用しているほか、自然の力を利用して空調を調整する設備を備えています。集水した雨水を屋根面への散水することで熱負荷を抑えたり、天井の高さを活かした自然換気による“ナイトパージ”によって、夏は涼しく、冬は暖気を循環させ室内を暖める仕組みになっています。

グッドデザイン賞・目的と理念より抜粋

グッドデザイン賞は、様々に展開される事象の中から「よいデザイン」を選び、顕彰することを通じ、私たちのくらしを、産業を、そして社会全体を、より豊かなものへと導くことを目的としたデザイン推奨運動です。

グッドデザイン賞の特徴

グッドデザイン賞は、いわゆるデザインのコンクールではなく、産業振興という側面を併せ持つ点に大きな特徴があります。世の中にデザイン賞は多数存在しますが、その多くは極めて突出して優れた数少ないデザインを顕彰することにより、新たな視座を社会に対して提示するところに重きを置いています。社会の発展においてこれらの存在も重要ですが、同時に私たちの社会は、「日々改善を加えつつ着実かつ堅実に一歩ずつ前進する」という数多くの地道な努力によって支えられており、これらも次なる社会の基礎を構築する上でとても重要な存在です。

グッドデザイン賞では、前者についても特別賞という形で顕彰しますが、あくまでその軸足は後者にあり、社会を構成する様々なたゆまぬ努力に着目、顕彰し、受賞対象全体を通して「次なるスタンダードを提示する」という位置づけで構成されています。

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